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aronwan77’s diary

金魚と熱帯魚の飼育、高齢者介護

特養の面会から逃げた。5/14の事

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プラティの親魚、アザレンカが亡くなってから1週間が経った。かなりの悲壮感が残るだろうと覚悟していたが、案外しょげることもなくこの成り行きにどこかで納得している。5/14、この日は亡父の命日であったが、特養の面会の日でもあった。暗い気持ちを持ちながら帰宅してアザレンカの遺体に対峙し、当座、母の私への「憎悪」は心の奥に一時収納した。

5/7の面会時には安定していた精神状態が、この日は頗る荒立っていた。認知症の健忘は全てを覆いつくすものではないというが、私への対応は継続的に、いや短絡的継続の様子を呈している。「また、あんたは私を騙す。こんな酷い所から早く連れ出せ。死んでやる」を連呼していた。母の目は憎悪に満ちていた。私は早々に退散した。帰り道、こんな日もあるんだと自分を慰めた。マラソン道に佇んで、荒川土手の強い風に揺れる紫ツメクサを見つめていた。こちらもあちらと同じように感情が揺れてはいけない。土手沿いの花のように全てを受け入れて雨風に身を委ねなくてはいけない。歩を止めても、心は船酔いのように震えている。そして帰宅後、アザレンカの遺体を見てしまったのだ。

今日5/21には面会に行こうと決めていたが、勇気がなくて実弟に依頼してしまった。母の為に買った室内履きは包装紙に包まったまま、部屋の隅に置いた。仕事もしていない暇な私が、とうとう本当に逃げてしまった。母の「あんたは、いつも逃げる」というセリフ通り。紫ツメクサの強かさが、レッドプラティの産褥死が、そんな馬鹿な私に一層鮮烈に映った。紫、赤、深い暖色の渦が、あれから数日間は心の裏で静かに渦巻いていた。