aronwan77’s diary

金魚と熱帯魚の飼育、高齢者介護

「限界」7割 家族の負担浮き彫り

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何これ。すっごい数字だね。

「限界」7割 家族の負担浮き彫り(毎日新聞2016年4月4日)より抄録した。

自宅で家族を介護している人の実態:77%は「介護に疲れ果てた時」と答えた。
約7割は、精神的・肉体的に限界を感じている。
約2割は、介護疲れなどから殺人や心中を考えた。
約2割は、被介護者に暴力をふるった経験を持つ。

約6割は、介護による不眠状態がある。一晩に起きる平均回数をは、1〜3回が約7割で、4〜9回が14%もいた。不眠を経験した人の約6割は、殺人・心中を考えた経験がある。認知症は昼間よりも夜間の介助が必要な人が多い。介護者も不規則な生活となる。介護者の不眠は深刻な問題なのだ。施設介護でも夜間対応は極めて手薄い。

回答者の年代は60代以上が69%を占め、50代は22%だった。介護年数は「5年以上10年未満」の24%が最多で、「3年以上5年未満」(22%)が続いた。「10年以上」も19%いた。

 

うんうん。そうなのだ。私も睡眠薬漬けであったし、今も治らない。在宅時は、母は22時から2時まで、何度もベルを鳴らした。20回以上だろう。さらに、少し静かな時間が続いたかなと思うと、枕元に立っていることもあった。両大腿骨を折って歩行困難なはずが、譫妄時には「健康体」の身体で動く。怖い。心臓の高鳴りを抱えながら朝まで見守ることも度々あった。もう薬剤では調整できない、と訪問医が言った。じゃあ、家族が薬をその都度吟味し与えよということか。こんな煩悶を持ちながら、限界を感じた。さらに医師は「家族が精神症状の原因だ。患者のストレス元は家族。介護のやり方に問題がある」と投げやりなことまで言い出した。その後は、入退院と老健入所をを繰り返し、今は特養を待っている。特養で拒否されれば、在宅に戻る。そのときに、果たして、家人はこの家に居るのだろうか? いや私が母と共に出るしかないのか。シンドイなあ。