想像すると深く落ち込む曲 We're All Alone
We're All Alone / Boz Scaggs (1976)
外では雨が降り始じめ それは降り止まないだろう
だからもう泣かないで 海辺の夢は僕たちを外海へと運ぶ
より永遠に より永遠に
目を閉じてアミィ そうすれば僕といることができる
下の波は僕たちの洞窟を通って いまは長く忘れられている
僕たちはみんな一人ぽっち 僕たちはみんな一人ぽっち
窓を閉じて光を遮ろう そうすればよくなるだろう
いまは邪魔はいらない それを締め出そう
すべてを最初から始めよう どのように振舞うか学ぼう
https://www.youtube.com/watch?v=fSXsUC4O3FI
意訳:アンクルポップ
というわけで、この超有名な曲は、亡くなった男性が生き残った女性に聞かせている歌なんでしょうね。愛する人を亡くした女性は海辺で深く落ち込み心は暗闇を彷徨っている。死んだ男性はそんな女性に、目を閉じれば雨音の中でも僕と君だけの世界があるんだから、そんなに悲しむなよ、と諭す。暗い曲なんですが、清々しいのは、死の淵に潜む海の青と夕暮れの赤の、生のコントラストが漂っているからかもしれない。柄にもなく、そう思った。