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aronwan77’s diary

金魚と熱帯魚の飼育、高齢者介護

母、検査入院

すったもんだあった。癌患者が難民化していることを以前書いたが、唐突に特養の医師が入院手続きをとってくれることになったのだ。そして今日7/1、母は検査入院することになった。この病院では膀胱がんの手術を5回も行ったのだが、「急性期病院なので、長い入院は無理です」と言われていたのだ。HPをよく読んでみると、慢性期病床(療養病棟)もあるし緩和ケアも行っているではないか。しかし、慢性期病棟は30床で入院期間は1カ月とある(個室4万ちょい出せば3カ月居られる) 

検査の結果、癌自体はステージで言うと1クラス。しかしながら腎機能の低下が先んじて起こるような事態だと言う。これはどの医者にも言われていた。癌の切除手術を行わない(行えない)以上、癌は治まることはないので、患部が膀胱を圧迫し腎臓機能を低下させるという事。「麻酔は、例えば階段を2段ずつ駆け上がれるような強靭な体力が必要なんです。術後の副作用のリスクも高いし…」と今日の医師は丁寧に説明した。「内視鏡のような手術(これまで行ってきた比較的楽な手術)の麻酔も耐えきれない、87歳だし、心臓機能が低下してもいる(タコつぼ型心筋症)」 

こういう理由で何にも出来ないのが現実だ。何にも出来ないのは分かった。襲い掛かって来る苦しい症状を取り除いて欲しい、というが私の願い。これに対しては、対症療法自体にリスクがあれば、取り除くことも出来ない。何にせよ、母は苦しみを携えながら生き、死出の旅に出ることになる。

人は、産まれる時も死ぬ時も静かな膜の中にいる。膜を蹴破り、また膜に戻る。そして、大気圏突入のように摩擦(苦しみ)が伴うのだ。誰もが経験することだからと自らに言い聞かせるだけだ。その後は、いったい何処へ行くのだろう。膜をまた蹴破る時、いったい何処に居るのだ?