aronwan77’s diary

金魚と熱帯魚の飼育、高齢者介護

老健でのクリーニング

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 施設への 垣間に見える 桜道

桜が満開だという隅田公園の傍を通りながら、老健に行った。

一歩、隅田川の方向へ爪先を替えればすぐに花見はできる。しかし公園から溢れ出る人並みに溶け込む勇気がなく、いつものコンビニに立ち寄る。老健への僅かな距離の往復で喉がからからに乾く。水筒を用意しようと思いながら、今日もお茶を買ってしまう。小学校の遠足に行くような(昔の)普通の水筒が欲しいのに、保冷だののついた水筒ばかりで買うものがないのだ。実に忌々しい。

老健に入ると、いつものように母がしょんぼり座っていた。洗濯替えを箪笥に入れるのを見ながら、「そんなもの要らない。私はここを直ぐに出るから」と母が言う。

施設は、上下衣服、パジャマ、下着をそれぞれ8枚ずつ用意してくれと急に催促してきた。4月からクリーニングサービスを要求したからだ。さらにウール生地の衣服は駄目だと。母は化繊を嫌っていたので、新しく揃えなければならない。おまけに母は小柄で腹回りが太いのでフィットする衣服はそうそうない。化繊のズボンを買って裾を短く直していくしかない。

1日1枚以上の着替えがいることになるのだが。当初は週に2回の衣服交換と言っていたのに、最近はお漏らしが多いので、と施設は言う。数時間置きにオムツパットは替えているだろうし、第一施設のパットは凄く大きい。どういうことなんだろうか。クリーニングサービスは週に2回入るというのに。こんなことならクリーニングサービスを頼むのを止せばよかった。月に1回利用しても1カ月分のクリーニング代は支払うシステムだから、今更あがいてもしょうがないことなんだけど。細かいことに苛立つ。

洗濯ものはこんな感じだし、日中は自宅で介護をしてくれとも言われたし、老健は家族の補助がかなり必要な施設なのかもしれない。